書類審査が通って、無事に面接までこぎつけたけど、面接官ってどこを見て採用を決めているの?
気になりますよね。
面接対策もして、用意しておいた回答もしっかり言えたし、スキルも十分ある。
でも、面接で不採用になった…
実は、面接官が見るポイントはあなたのキャリアやスキルじゃないんです。
キャリアやスキルは書類でわかりますし、会社によってやり方が異なる場合もあるので、面接では裏付け程度。
では、面接官が見るポイントはどこなのか。
今回は実際に元採用担当者として、中途採用面接で転職者のどこを見ていたのかをお話しします。
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中途採用で面接官が見るポイントとは
言葉使いやマナーはしっかりしているか
これまでの実績はすごいのに、とても失礼な言い方をしたり、一言多くて同僚に敬遠されている人、周りにいませんか?
そんな人って、どんなに面接で取り繕ったとしても、色んな人を面接している面接官側から見ると、ふとした言動や態度でわかってしまいます。
採用担当者側から言うと、できればそういう人は避けたいのが本音。
中途採用の場合は、新卒採用のような形式ばった態度でなくても良い会社もありますが、入退室時のマナーや挨拶、服装の乱れには注意しておいたほうがいいですよ。
コミュニケーション能力はあるか
面接では言葉使いやマナーなどの基本的な部分ももちろん見ていますが、中途採用の面接の場合に大切なのはコミュニケーション能力があるかです。
新卒とは違い、中途採用はこれまでのキャリアやスキルを活かして、即戦力として働くことも多いので、周囲の人と上手くやれるかどうかは重要なポイントとなってきます。
- 質問に対しての回答が的確か
- 予想外への質問への対応はどうか
- 自分の言葉で話しているか
- 話し方や言葉の選び方にトゲはないか
- 表情はどうか
この辺りでコミュニケーション能力があるかどうか、面接官は見ています。
正直なところ、緊張でぎこちない話し方になったり、多少答えに詰まってしまったりしても大丈夫です。
「自分を知ってもらうために会いに来た」ぐらいの気持ちでリラックスして面接に臨みましょう!
最大のポイントは「会社の雰囲気に合っているか」
キャリアも申し分ない、言葉使いもマナーもしっかりしている、コミュニケーション能力もばっちり!
最終的に採用の決め手になるのは、「会社の雰囲気に合っているか」です。
どんなに完璧な人でも、
周囲の同僚と合わなそう
こんな場合は、採用を見送ります。
逆を言うと、どんなに即戦力でも入社したらしばらくは会社の方針に合わせて育てなければいけないので、多少キャリアやスキルが希望と違っても、会社に溶け込めそうな雰囲気を持っている場合は、採用することもあります。
できれば、その会社に知り合いがいれば雰囲気やどんな人が働いているかを聞いておくのが良いのですが、無理な場合は、事前に会社の雰囲気などを「転職会議」や「OpenWork(旧VORKERS)」などの口コミ情報で調べておくと、対策ができます。
面接官が意外と見ていないポイント
退職・転職の理由
「どうして転職しようと思ったんですか?」
「どうして前の会社を退職されたんですか?」
これは転職するときに100%聞かれる質問です。
正直言って、会社を辞めたい・転職したいと思うのは人間関係の不満が一番多いのは面接官もわかっています。
転職活動を始めるときに転職エージェントなどで、
「退職の理由は前向きな理由にしましょう」
というアドバイスがされることもあり、面接で質問はしますが、採用側としては信じていません(笑)
事業内容についての理解
面接前には志望する企業の事業内容の把握や業界研究をしますが、表面的に全体像を把握できていれば、深く理解していなくても、特に気にしません。
どんなに即戦力でも、入社すれば深く教えることになるので、自分なりにどの部分で自分のスキルが役に立ちそうかを説明できる程度の知識で大丈夫です。
実際に面接で不採用にした理由
実際に採用担当者として、私が面接で不採用にした理由はこちらです。
- 一緒に働くチームに馴染めなさそう
- 質問に対する回答がずれている
- 言っていることがコロコロ変わる
- 言葉使いが荒い
- 協調性が感じられない
- 話がうそっぽい
- 会社に興味がなさそう
- 自信過剰
- 挙動不審
皆さん、ある程度面接対策はしていると思うんですが、やっぱり隠し切れない部分はあります。
上記を参考に自分は大丈夫か、もう一度チェックしてみることをおすすめします。
中途採用で面接官が見るポイントとは?
中途採用で大切なのはキャリアやスキルだけではなく、面接官が見る一番のポイントは「一緒に働くイメージができるかどうか」です。
求職者側でも、実際に面接後に「思っていた会社イメージと違う」ということもありますよね。
面接はお見合いのようなものです。
長く一緒に頑張れないかな…と思われてしまえば、不採用になることがあります。
それは決してあなたのキャリアやスキルが足りないわけではなく、ただ相性が良くなかっただけです。
無理して入社しても、お互い不幸になるだけですし。
気にせずに、自分に合った会社を探しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!
転職エージェントを利用するか、企業に直接応募するか。 一般的には直接応募の方が採用担当者の目に留まりやすいんじゃないの? と思 […]